磁石というのは、鉄を引き付ける性質をもつ物質のことです。
本来は磁性を持つ石、「磁鉄鉱」のことを指すのです。
地球自体が磁力を持っていることはご存知の通りで、この地球上の通常の磁場では簡単に磁力がなくならない物質のことを磁石をといいます。
磁力というのは、磁極間で異極同士が引き合い、同極同士が反発しようとする力のことで、小学校の時に、S極とN極がくっつく実験などされた方もあるでしょう。
両端にS極とN極を持っていて、N極とN極あるいはS極とS極のように同じ極同士を近づけると反発し、S極とN極を近づけると引き合う性質をもっています。
地球上にあるものは全て磁力を持っています。
石も木も空気もです。
ただ、S極とN極がそれぞればらばらな方向を向いているため全体としては磁石にはならないのです。
ところが、鉄は磁石をくっつけると、本来もっている磁気が全て同じ方向を向きやすい性質を持っているのでくっつきやすくなるのです。
鉄をひきつけ易い石があることは、昔からよく知られていました。
これが、磁鉄鉱と呼ばれるもので、自然界にもともとあったものです。
西暦1000年頃には船乗りが海の上で方位を知るためにこの石を使っていたということです。
そのためこの磁鉄鉱のたくさんある島に近づくと方位がくるい、理由のわからない船乗りを混乱させたようです。